エレファント(1/35|ニチモ)

トイラジのボートをバラして駆動部を1/600スケールの〈大和〉に移植しようとしたんですが、いろいろあって挫折。で、モーターが130型ということもあって、近所の模型店にリモコンのエレファントが不良在庫化していたことを思い出し、急遽、エレファントのラジコン化計画が浮上したわけです。

さすがに古いキットだけあっていろいろありますが、エレファント以外には見えません。部品数も少なくさっくり完成。

肝心のモーターは、スクリュー直結のためシャフトを長く取ってあり、そのままでは使用できません。そこでトランジスタを取り外してFA-130モーターに半田付け。RC基盤も戦闘室にぴったりサイズで、改造らしい改造はしていません。一番前の転輪のポリキャップが割れてしまい、脱輪しやすいという問題を残しながらも、とりあえず完成です。

迷彩は『タイガーモデルフィーベル』の作例を参考に。タミヤ・アクリルで塗装後、タミヤ・エナメルでウォッシング、タミヤ・ウェザリングマスターでドライブラシと、タミヤ信者フィニッシュ。ツィメリット・コーティングは省略。牽引ロープはホビーランドでそれ用のものを購入したけれど、面倒なのでまだ取り付けていません。フィギュアもしかり。

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(1)戦闘室は箱組みのパーツ構成。キューポラを除いて全てのハッチは閉状態で固定されています。

(2)エレファントの雄々しい尻。セットされているのは予備転輪だけと寂しい限りなので、OVM類をタミヤのパーツからもってくればよかった。

(3)少しあおり気味の構図で。いやあ、エレファントはカッコいいです。古いキットに3000円出すのはちょっと気が引けましたが、満足満足。このリモコン・シリーズは他に「ロイヤルタイガー(ポルシェ・ティーガー)」や「キングタイガー」「パンサー」などがありました。リモコンのコントローラーがプロポ式なのがちょっといい感じですが、コントローラーそのものの工作も必要で、当時の子どもたちはうまく作れたのだろうかと、いらぬ心配をしてしまいます。

(4)全く参考にならない内部写真。車体前部にRC基盤が収納されていて、車体後部にはギア・ボックス。その上にプラ板で台を作り、単4電池ボックスを固定しています。スイッチはそのボックスに付属していたものを流用していますが、これではあまりに芸がないので、戦車兵を差し込むとスイッチが入るようにしようか、などと考えています。

電池6本=9Vは電圧過多ではないかと思いましたが、元のトイラジがそうなっているんだから仕方がない。これ、かなりの重量になるので、当初の計画通り1/600スケールの〈大和〉に移植するのは難しかったかもしれません。まあ、軽量のバッテリーを使えば済むことですが。

1/35スケールのAFVをとりあえず完成させたのは何年ぶりのことだろう? 素組みで完成させるのは健康的でいいですなー。

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